Annotated Charts

【米経済】「株式・投資信託」上位10%の占有率。

このチャートは、米国の家計が保有する株式や投資信託の時価総額のうち、富裕層である「上位10%」の世帯がどれだけの割合を占めているかを可視化したものです。

濃い青色の部分は「上位1%」の世帯による占有率、その下の薄い黄色い部分はそれに次ぐ「上位90%から99%」の世帯のシェアを表しており、この2つの領域を合わせたものが「上位10%」の全シェアとなります。グラフの推移を見ると、1990年代から現在に至るまで、この上位10%の世帯が家計全体の株式資産の約8割から9割という、圧倒的な大半を一貫して握り続けていることが分かります。

長期的には占有率の水準がわずかに切り上がる傾向は見られますが、一部の限られた層に資産が極端に集中しているという構造そのものは、数十年にわたって大きな変化がありません。つまり、「株式市場の6割を占めるクジラ(家計)」の実体は、実質的にはこれら上位10%の世帯の動向そのものであると言えます。