「シカゴ連銀経済状況調査(Chicago Fed Survey of Economic Conditions)」は、シカゴ連銀が、シカゴ地区(第7連邦準備制度区域)に所在する企業・組織に対し、過去1か月ないし今後12か月の経済状況(製品需要・雇用・設備投資・コストなど)を7段階評価で尋ね、その回答をもとに「拡散指数(diffusion index)」を月次で算出・公表するものある。この指数は、0が「平均的な成長あるいは中立的見通し」を、プラスが「平均以上の成長/楽観的見通し」を、マイナスが「平均以下の成長/悲観的見通し」を示すものであり、地域経済のトレンド把握や金融政策判断の補助指標として活用される。
シカゴ連銀経済状況調査:製造業活動指数
シカゴ連邦準備銀行が第7地区の製造業企業を対象に、操業度や受注動向などの変化を7段階評価で集計した景況感指標。指数が正であれば「平均を上回る活動拡大」、負であれば「平均を下回る活動減退」を示す。

シカゴ連銀経済状況調査:サービス業活動指数
シカゴ連邦準備銀行が第7地区の非製造業企業に対し、売上や雇用などの業況変化を7段階で評価した景況感指標。指数が正なら「平均を上回る活動拡大」、負なら「平均を下回る活動減退」を示す。

シカゴ連銀経済状況調査:現況雇用指数
米国第7地区の企業を対象に「現在の採用活動の変化」を7段階評価で集計した拡散指数。指数が正なら「採用活動が過去平均を上回る拡大」、負なら「過去平均を下回る縮小傾向」を示す。

シカゴ連銀経済状況調査:12か月先期待雇用指数
カゴ連邦準備銀行が第7地区の企業などを対象に「今後12か月間の採用計画の変化」を7段階で評価した拡散指数。指数が正の場合は「平均を上回る採用期待=採用拡大見込み」、負の場合は「平均を下回る=採用縮小または慎重な見通し」を示す。
