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2024年11月(最新)

11月の非農業部門雇用者数は前月比22.7万人増、市場予想は22万人増だった。ハリケーンと大規模ストの影響から回復。雇用者数の伸びをけん引したのは、医療と社会補助、 娯楽・ホスピタリティー、政府機関。一方で小売りは約1年ぶリの大幅減。ボーイングでのスト終結により、耐久財製造業は2万6000人増加。ブルームバーグ

2024年10月

10月の非農業部門雇用者数は、前月比1万2000人増、市場予想の10万人増を大きく下回る水準に。ストライキが影響し、製造業の雇用が大幅に減少した。
10月は特に医療と政府部門で雇用が増加したが、他の業種ではほぼ横ばいないし減少。悪天候が影響し、小売りや運輸・倉庫、娯楽・ホスピタリティーなどは全て減少。製造業の雇用は4万6000人減と、2020年4月以来の大幅な落ち込み。ボーイングの従業員3万3000人などストが影響した部分が大きい。

非農業部門雇用者数とは

非農業部門雇用者数(Nonfarm Payrolls)は、米国の経済指標の一つで、農業分野を除くすべての産業における雇用者数を示します。具体的には、製造業、建設業、サービス業、金融業、小売業、教育・医療サービスなど、広範な産業分野が対象となります。この指標は米国労働省の労働統計局(Bureau of Labor Statistics, BLS)によって毎月発表され、米国経済の健康状態を評価するための重要なデータとされています。

非農業部門雇用者数のデータは、月次の雇用情勢報告(Employment Situation Report)の一部として発表されます。この報告は、米国の労働市場の動向を把握するための主要な資料であり、失業率や平均時給、労働参加率などの他の重要な指標も含まれています。

非農業部門雇用者数は、経済の成長や縮小を示す先行指標として重視されます。雇用者数が増加する場合、それは企業が成長し、製品やサービスの需要が高まっていることを示し、経済全体の活性化を反映しています。一方、雇用者数が減少する場合、それは経済の停滞や後退を示唆し、企業がコスト削減のために人員削減を行っている可能性があります。

このデータは、金融市場や政策立案者にとっても非常に重要です。例えば、連邦準備制度理事会(FRB)は、非農業部門雇用者数の動向を考慮して金利政策を決定します。雇用が増加し、経済が過熱する兆候が見られる場合、FRBはインフレーションを抑制するために金利を引き上げることがあります。逆に、雇用が減少し、経済が冷え込んでいる場合、景気刺激策として金利を引き下げることがあります。

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