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米国の『悲惨指数(ミザリーインデックス)』の時系列チャートです。悲惨指数とは経済状況の厳しさを示す指標で、失業率とインフレ率を合計して算出されます。失業と物価上昇の両面から国民の苦痛度を測るもので、経済政策の評価や景気動向を分析する際に活用されます。(詳細は後述)
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「雇用統計」分析チャート↓
失業率 vs 新規失業保険申請件数
失業率 vs コンファレンスボード 労働市場に関するアンケート
非農業部門雇用者数 vs ISM製造業・非製造業 雇用指数
非農業部門雇用者数 vs NFIB中小企業 雇用計画
「インフレ」分析チャート↓
米消費者物価指数CPI・コアCPI 予測トレンド
PCEデフレーター・コアデフレーター 予測トレンド
CPI・PCED vs ISM非製造業 仕入価格指数
CPI・PCED vs 地区連銀製造業 仕入価格指数
CPI・PCED vs ブレークイーブンインフレ率
CPI・PCED vs コンファレンスボード インフレ期待
CPI・PCED vs NFIB中小企業 価格計画
コアCPI・PCED vs JOLTS求人件数
CPI帰属家賃 vs 新規家賃指数
チャートの詳しい解説
『悲惨指数(ミザリーインデックス)』とは、経済学者アーサー・オークン(Arthur Okun)によって考案された経済指標で、失業率とインフレ率を単純に足し合わせたものです。この指標は、国民の経済的困難や生活の質を簡単に把握するために用いられます。失業率は仕事を持たない人々の割合を示し、インフレ率は物価の上昇率を示します。この2つの要素が組み合わさることで、経済全体の「苦しさ」を定量的に評価することが可能になります。ミザリーインデックスは単純な計算式で導き出されるため、直感的かつ迅速に経済の状況を理解する手段として広く用いられています。
この指標が示すのは、主に国民が感じる経済的なストレスや不安の度合いです。具体的には、失業率が高ければ収入を得られない人々が増え、生活が困窮する可能性が高まります。一方、インフレ率が高ければ物価が上昇し、生活費が増加するため、実質的な購買力が減少します。このように、ミザリーインデックスは、失業とインフレという2つの経済的苦境の影響を同時に反映するため、政策立案者や経済学者にとって、景気の良し悪しを判断するための重要なツールとなっています。
ミザリーインデックスの分析においては、数値が高いほど経済的な苦境が深刻であると解釈されます。例えば、インフレ率が低下しても失業率が上昇すれば、国民の生活は必ずしも改善されるとは限りません。そのため、この指標は単純な足し算ながら、経済のバランスを示すものとして有用です。ただし、細かい経済状況や社会的背景を無視してしまう側面もあるため、ミザリーインデックスを単独で使用するのではなく、他の経済指標と併せて分析することが望ましいとされています。特に、政策の効果や国民生活への影響を評価する際には、インフレ率や失業率の内訳にも注目する必要があります。