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2024年11月(最新)
失業率は4.2%に上昇、市場予想と一致。前月まで2カ月連続で4.1%だった。失業率が上昇したのは、一時的レイオフよりも解雇が多かったことが影響したとみられている。自発的離職者や、すぐに仕事を見つけられなかった人も増加。27週間以上の失業者数は約3年ぶりの高水準に。ブルームバーグ
2024年10月
10月の失業率は4.1%と横ばい、市場予想と一致。職を失った人は2月以来の大幅な増加となり、離職者数は減少した。失業率を算出する家計調査では、悪天候の影響で勤務できなかった従業員が就業者から除外されることはない。
失業率とは
米国の失業率とは、労働力人口に対する失業者の割合を示す経済指標であり、経済の健康状態を評価するための重要な指標の一つです。失業率は、通常、月次または四半期ごとに発表され、経済政策の形成や企業の戦略計画に利用されます。失業者とは、働きたい意志があり、かつ就職活動を行っているが仕事が見つからない人々を指します。この定義には、働く意志がない人や就職活動を行っていない人は含まれません。
米国の失業率を計算する方法は、米国労働統計局(Bureau of Labor Statistics, BLS)が定期的に実施する世帯調査(Current Population Survey, CPS)に基づいています。この調査では、約60,000世帯を対象に就業状況や就職活動の状況を尋ね、その結果を基に全国の失業率を推定します。
失業率は、経済の状況に応じて変動します。例えば、経済が好調であれば企業は多くの労働力を必要とし、失業率は低下する傾向にあります。一方、経済が不況に陥ると企業は雇用を控え、失業率は上昇します。米国の失業率は、金融危機やパンデミックの影響を受けることも多く、例えば2008年のリーマン・ショックや2020年の新型コロナウイルス感染症の流行時には急激な上昇を見せました。