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月次更新|『Citiインフレーションサプライズ指数』と『ブレークイーブンインフレ率(5年債)』を比較したチャートです。両データは連動する傾向にあり、インフレ指標を予測する際に有用です。
Citiインフレーションサプライズ指数とは
Citiインフレーションサプライズ指数(Citi Inflation Surprise Index)は、金融機関であるシティグループが提供する指標で、実際のインフレーション(消費者物価指数など)のデータが市場予想とどれだけ乖離しているかを測定します。この指数は、インフレーションに関する市場の予想と実際の結果のギャップを表し、予想よりも高ければプラス、低ければマイナスの値を示します。
この指標から分かることは、経済の物価動向が市場の期待に対してどの程度予測可能であるか、また市場がインフレーションに対してどの程度驚きを感じているかです。たとえば指数が高い場合、インフレーションが市場予想を上回る傾向が続いていることを示し、中央銀行の金融政策や市場の資産価格に影響を与える可能性を示唆します。一方で、指数が低い場合は、インフレーションが予想を下回る傾向があり、デフレーションリスクや金融緩和の可能性などを示唆します。
この指標は市場参加者にとって重要な情報源となり、経済の先行きや投資戦略の判断材料として活用されています。特に金融政策の方向性や金利、通貨の動向を予測する際に有効です。
ブレークイーブンインフレ率(10年債)とは
ブレークイーブンインフレ率(Break-even Inflation Rate, BEI)は、インフレ連動債(TIPS)と通常の国債(例えば10年物)の利回り差を示す指標です。この差は市場が予想する平均的なインフレ率を表しており、将来の物価上昇率を推定するために利用されます。具体的には、インフレ連動債の利回りは実質金利を反映し、通常の国債の利回りは名目金利を反映します。この両者の差が、市場が予測するインフレ率の期待値に相当します。
ブレークイーブンインフレ率から分かることは、投資家がインフレに対してどのような期待を持っているか、また経済の物価動向に対する市場の見通しです。例えば、BEIが高い場合、市場は今後のインフレ率が高まると予想していることを示します。一方、BEIが低い場合、インフレの進行が抑制される、あるいはデフレのリスクがあると市場が見ていることを意味します。
この指標は、中央銀行の金融政策におけるインフレ目標達成度の評価や、投資家がインフレリスクに備える際の指標として使用されます。また、経済の先行きや資産選択の指針となるため、金融市場において非常に重要な役割を果たします。
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「インフレ」予測チャート↓
米消費者物価指数CPI・コアCPI 予測トレンド
PCEデフレーター・コアデフレーター 予測トレンド
CPI・PCED vs ISM非製造業 仕入価格指数
CPI・PCED vs 地区連銀製造業 仕入価格指数
CPI・PCED vs ブレークイーブンインフレ率
CPI・PCED vs コンファレンスボード インフレ期待
CPI・PCED vs NFIB中小企業 価格計画
コアCPI・PCED vs JOLTS求人件数
CPI帰属家賃 vs 新規家賃指数