コンファレンスボードが発表した内容のまとめは、こちらの記事をご参考ください。
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【レポート】米消費者信頼感 現況指数・期待指数とは?上昇下落は何を意味するのか
2024年11月(最新)
現在のビジネスと労働市場の状況に対する消費者の評価を示す現況指数は、4.8ポイント上昇し140.9となった。景況感が「良い」と答えた消費者は21.3%で、10月の22.0%から減少した。「悪い」と答えたのは15.3%で、16.7%から減少した。
消費者の収入、ビジネス、労働市場の短期的な見通しを示す期待指数は、0.4ポイント上昇し92.3となった。景気見通しについては、引き続き楽観的であった。23.5%の消費者が景気の改善を予想しており、10月の21.1%から上昇した。景気の悪化を予想する消費者は15.2%で13.2%から上昇した。
2024年10月
現在の景況感に対する消費者の評価を示す現況指数は、10月にプラスに転じた。景況感が「良い」と答えた消費者は21.4%で、9月の18.6%から上昇。「悪い」は16.4%で、20.5%から減少した。
今後6か月の消費者の景気見通しを示す期待指数は、89.1に上昇した。消費者の21.0%が景気の改善を予想しており、9月の19.4%から上昇した。景気の悪化を予想する消費者は13.2%で、17.1%から減少した。
現況指数とは
コンファレンスボードが発表する現況指数(Present Situation Index)は、消費者信頼感指数(Consumer Confidence Index, CCI)の一部を構成する指標で、アメリカの消費者が現在の経済状況をどのように評価しているかを測定します。この指数は、月次で発表され、約5000世帯を対象としたアンケート調査に基づいています。アンケートでは、特に現在のビジネス環境、雇用状況、収入の安定性などに関する質問が含まれています。
現況指数は、消費者が直面する経済環境のリアルタイムの評価を反映しており、100を基準値とします。これより高い値は、消費者が現在の経済状況を良好と感じていることを示し、低い値は逆に現在の経済状況を厳しいと感じていることを示します。この指数は、経済学者や投資家にとって、短期的な経済の健康状態を把握するための重要な指標となります。特に、消費者の購買意欲や企業の投資意欲を評価する際に重要な役割を果たします。
期待指数とは
期待指数(Expectations Index)は、コンファレンスボードが発表する消費者信頼感指数(Consumer Confidence Index, CCI)の構成要素の一つで、消費者が今後の経済状況をどのように予想しているかを測定する指標です。この指数は、毎月発表され、アメリカ国内の約5000世帯を対象に実施されるアンケート調査に基づいています。アンケートでは、特に今後のビジネス環境、雇用機会、収入の見通しに関する質問が含まれています。
期待指数は、消費者の将来の経済状況に対する信頼感や予測を反映しており、基準値は100です。これより高い値は、消費者が今後の経済状況に対して楽観的であることを示し、低い値は悲観的であることを示します。この指数は、将来的な個人消費や経済活動の動向を予測するための重要な指標として利用され、企業の経営戦略や政府の経済政策の立案にも影響を与えます。期待指数は、消費者の心理的要因を理解し、経済全体の見通しを評価するための重要なツールとなります。