新規失業保険申請件数・失業保険継続需給者数|チャート・データ解説

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週次更新|米国の『新規失業保険申請件数』と『失業保険継続需給者数』の時系列チャートです。米国の労働市場を分析する際に有用です。(データ解説は後述)

新規失業保険申請件数とは

米国の新規失業保険申請件数は、毎週発表される重要な経済指標で、特定の週に新たに失業保険を申請した人数を示します。このデータは労働市場の短期的な動向を把握するための重要な手段であり、景気の現状や変化を迅速に察知するために使われます。
申請件数が増加する場合、企業の解雇が増えていることを示し、経済が減速している可能性があります。一方、申請件数が減少する場合、失業が減少し、労働市場が改善している兆候と考えられます。ただし、単週のデータは短期的な変動や季節要因に左右されるため、一般的には移動平均(例えば4週移動平均)を使用してトレンドを分析します。
また、この指標は消費者支出と密接に関連するため、個人消費の見通しや全体的な経済成長の予測にも役立ちます。特に、他の雇用関連指標(失業率や雇用者数増減)と組み合わせて分析することで、労働市場の全体像をより深く理解することが可能です。市場参加者にとっては、金融政策や株式市場の動向を予測する上でも重要な指標となります。

失業保険継続需給者数とは

米国の失業保険継続需給者数は、失業保険を受給している人々のうち、一定期間(通常1週間)以上にわたって給付を受け続けている人数を示す経済指標です。このデータは、毎週発表され、新規失業保険申請件数とともに労働市場の状況を把握するために利用されます。
この指標は、短期的な失業状態を超えて、労働者が再就職できずに失業状態が長引いている状況を反映します。継続需給者数が増加する場合、雇用市場の停滞や景気の悪化を示す可能性があります。一方、減少する場合は、失業者が再就職に成功しているか、または失業保険の給付期間が終了したことを示す可能性があります。
分析においては、新規失業保険申請件数と比較しながらトレンドを把握することが重要です。例えば、新規申請件数が減少しても継続需給者数が高止まりしている場合、再就職の機会が限られている可能性が示唆されます。また、継続需給者数は、消費者の購買力や景気動向の予測にも寄与し、金融政策や株式市場の動向に影響を与えるため、投資家や政策立案者にとって重要な指標の一つです。

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応用チャート↓
失業率 vs 新規失業保険申請件数

2025年上期データ

2025年3月27日発表
新規失業保険申請件数(3月22日終了週)は前週比0.1万件減の22.4万件、市場予想を0.1万件下回る。失業保険の継続受給者数(3月15日終了週)は2.5万人増の185.6万人。連邦職員失業保険制度(UCFE)プログラムでの申請件数に大きな増加は見られなかった。
yutakabu.comコメント
変化なし。

2025年3月20日発表
新規失業保険申請件数(3月15日終了週)は前週比0.2万件増の22.3万件、ブルームバーグ市場予想を0.1万件下回る。失業保険の継続受給者数(3月8日終了週)は3.3万人増の189.2万人。
yutakabu.comコメント
大きな変化なし。チャレンジャー人員削減数の急増はまだ反映されていない様子。

2025年3月13日発表
新規失業保険申請件数(3月8日終了週)は前週比0.2万件減の22万件、ブルームバーグ市場予想を0.5万件下回る。失業保険の継続受給者数(3月1日終了週)は2.7万人減の187万人。
職を失った連邦政府職員による申請は通常の失業保険統計には含まれていない。このカテゴリーで最新データとなる3月1日終了週は、申請数が2週連続で高水準となった。
yutakabu.comコメント
相場の悪化具合と比べると、労働市場はびくともしていない。これから労働市場が悪化するのか、金融市場の懸念が杞憂に終わるのか。

2025年3月6日発表
新規失業保険申請件数(3月1日終了週)は前週比2.1万件減の22.1万件、ブルームバーグ市場予想を1.2万件下回る。失業保険の継続受給者数(2月22日終了週)は4.2万人増の189.7万人。
失業中の連邦政府職員による保険申請は通常の失業保険統計には含まれず、別に発表される。連邦政府職員による失業保険申請件数は、利用可能な最新データである2月22日終了週で1634件と、前の週(614件)から急増した。
yutakabu.comコメント
HPやウォルト・ディズニー、グラブハブなど複数の大手企業がここ数週間に人員削減を発表。

2025年2月27日発表
新規失業保険申請件数(2月22日終了週)は前週比2.2万件増の24.2万件、ブルームバーグ市場予想を2.1万件上回る。失業保険の継続受給者数(2月15日終了週)は0.5万人減の186.2万人。
yutakabu.comコメント
スターバックスやメタの人員削減計画が影響か。今後は連邦政府機関での人員削減がどれほど影響するかに着目。

2025年2月20日発表
新規失業保険申請件数(2月15日終了週)は前週比0.5万件増の21.9万件、ブルームバーグ市場予想を0.4万件上回る。失業保険の継続受給者数(2月8日終了週)は2.4万人増の186.9万人。
yutakabu.comコメント
特に懸念なし。DOGEによる連邦職員解雇の影響が今後どのように出てくるか。比較的優秀なホワイトカラーなので失業保険の受給まではいかないのか?

2025年2月13日発表
新規失業保険申請件数(2月8日終了週)は前週比0.7万件減の21.3万件、ブルームバーグ市場予想を0.3万件下回る。失業保険の継続受給者数(2月1日終了週)は3.6万人減の185.0万人。
yutakabu.comコメント
特に懸念なし。失業率の先行きポジティブ。

2025年2月6日発表
新規失業保険申請件数(2月1日終了週)は前週比1.1万件増の21.9万件、ブルームバーグ市場予想を0.6万件上回る。失業保険の継続受給者数(1月25日終了週)は188.6万人に増加、ブルームバーグ市場予想を1.6万人上回る。
yutakabu.comコメント
特に懸念なし。ただ短期的にはGMやエスティローダーの削減計画の影響を注視。

2025年1月30日発表|新規失業保険申請件数(1月25日終了週)は前週比1万6000件減少の20万7000件、ロイター市場予想を1万3000件下回る。失業保険の継続受給者数(1月18日終了週)は185万8000人に減少。
ロイターコメント「新規失業保険申請件数は予想以上に減少し、就職の機会が減る反面、一時解雇(レイオフ)が低水準にとどまっていることを示唆した」

2025年1月23日発表|新規失業保険申請件数(1月18日終了週)は前週比6000件増加の22万3000件、ブルームバーグ市場予想を3000件上回る。失業保険の継続受給者数(1月11日終了週)は189万9000人に増加、ブルームバーグ市場予想を3.3万人上回る。
ブルームバーグコメント「新規申請件数は新型コロナ禍前の平均近辺にとどまっており、労働市場が健全な兆候を示す。だが、継続受給者数の増加は、失業者の再就職が困難になっていることを示唆している」「新政権が掲げる企業寄りの姿勢は設備投資を押し上げ、雇用を促進する可能性がある。他方、トランプ大統領は連邦政府職員の規模を削減する大統領令に署名しており、失業者数の増加要因となる」

2025年1月16日発表|ロイター|新規失業保険申請件数、市場予想上回る。予想以上に増加したものの、堅調な労働市場と整合する水準にとどまった。「雇用成長に対する下振れリスクの1つは、新政権が実施する可能性のある移民制限政策だ。これにより労働者人口が制約されることになる」

2025年1月8日発表|ロイター|新規失業保険申請件数、市場予想下回る。11カ月ぶりの低水準。予想外に減少し、年初は労働市場が安定していることを示唆した。反面、雇用の鈍化により、解雇された労働者の一部は長期の失業状態にある。

2025年1月2日発表|ブルームバーグ|新規失業保険申請件数、市場予想下回る。8カ月ぶりの低水準。労働市場は堅調を維持しており、雇用削減が比較的抑制されている。|継続受給者数、市場予想下回る。年間ベースでは2年連続で増加する見通し。2024年はこれまでのところ4.8%増。23年は10.6%増えていた。雇用主はおおむね雇用を維持しているが、以前ほど多くの人員を採用していない。これは失業者の職探しが長期化していることを意味する。

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