【経済指標チャート】コンファレンスボード株高/株安を予想する割合

2024年11月（最新）

今後1年間の株価上昇を予想する消費者の割合は、56.4%に上昇。過去最高の割合となった。また、今後1年間の株価下落を予想する消費者の割合は、わずか21.3%となった。消費者の株式市場に対するセンチメントは、かなり楽観的な水準に。

コンファレンスボードの株高/株安を予想する割合とは

コンファレンスボード（The Conference Board）は、アメリカの経済研究機関であり、さまざまな経済指標を提供しています。その中の一つに「消費者信頼感指数（Consumer Confidence Index）」があります。この指数は、消費者の現在の経済状況や将来の経済見通しに対する信頼感を測定するもので、消費者の購買意欲や経済活動に大きな影響を与える重要な指標です。

消費者信頼感指数の一部として、コンファレンスボードは消費者に対して今後1年間の株価の動向についての予想も調査しています。具体的には、「今後1年間で株価が上昇すると考えるか、下落すると考えるか、それともほとんど変わらないと考えるか」という質問を消費者に対して行います。この調査結果は、消費者の株価に対する期待感を示すものであり、投資家や経済アナリストにとって非常に重要なデータとなります。

消費者が株価の上昇を予想する割合が高い場合、これは一般的に消費者が経済の健全性や企業の業績に対して楽観的であることを示しています。一方、株価の下落を予想する割合が高い場合、消費者は経済の先行きや企業の業績に対して悲観的であると考えられます。これらの予想は、消費者の購買行動や投資行動にも影響を与えるため、経済全体の動向を予測する上で重要です。