Annotated Charts

【米国株】中間選挙の年は、5月からが正念場だ。

このチャートは、1946年以降の米国株(S&P500)のデータを基に、「中間選挙の年」と「選挙がない年」の平均的なパフォーマンスを比較したものです。

黒い線で示された選挙のない年は、年間を通じて概ね右肩上がりに推移する傾向があります。これに対して、青い線で示された中間選挙の年は、春から秋にかけて特有の停滞期が見られます。特に赤枠で囲まれた5月から9月の期間は、株価が伸び悩み、不安定な動きになりやすい時期として知られています。これは選挙を控えた政治的な不透明感から、市場全体に慎重な姿勢が広がりやすいためだと考えられています。

ただし、こうした「アノマリー」と呼ばれる過去の傾向は、あくまで歴史的な平均値に過ぎません。その時々の経済状況や金利の動き、あるいは地政学リスクといった要因によって、実際の相場は大きく変わる可能性があります。アノマリーを知っておくことは相場のリズムを掴む上で重要ですが、決して過信しすぎないことが大切です。現在の市場環境を冷静に見極めるための判断材料の一つとして、あくまで参考程度にとどめておくのが賢明と言えます。

なお、過去の傾向では、10月頃から選挙結果が見え始め、不透明感が解消されることで、年末に向けて株価が力強く反発するパターンが多く見られるのも一つの特徴です。